「夜、布団に入ってもなかなか寝つけない」「疲れているはずなのに目が冴えてしまう」そんな眠れない夜の原因は、ひとつではないかもしれません。
睡眠の問題には、習慣やクセ、ストレス・不安、体調の変化、環境の違和感など、人によってさまざまな要素が関係しています。
この記事では、「どうしても夜寝られない理由」を50個、それぞれ10個ずつ5つのカテゴリーに分けてご紹介します。
それぞれの項目にはチェックリストを付けているので、自分に当てはまるものを選びながら「もしかして原因はこれかも?」と振り返るきっかけにしてみてください。
眠れない理由がわかれば、対策の第一歩にもつながります。
ぜひ、あなたの睡眠を妨げている原因を探すきっかけにしてみてください。
① 習慣・クセ系
日々の何気ない行動が、気づかないうちに睡眠を遠ざけていることがあります。
就寝前のスマホやパソコン、寝る直前の食事やお酒、「これくらい大丈夫」と思って続けてしまっている習慣が、実は睡眠のリズムを壊してしまっているかもしれません。
特に社会人は、翌日の体調も考えたいところです。夜のデジタルデバイスやカフェインとの付き合い方を見直すだけでも、睡眠の質がぐっと良くなることがあります。
「わかってるけどやめられない」と感じる部分こそ、まずは振り返ってみることが第一歩です。
② 感情・メンタル系
心の状態は、睡眠に強く影響します。
仕事や人間関係のストレス、将来への不安、大切な人との別れなど、心配事が頭の中でぐるぐる回っていると、体がどれだけ疲れていても覚醒してしまい、眠れないものです。
さらに、「眠らないと」と思うほど焦りが強くなり、余計に眠れなくなることも。
そんなときは、考えないようにするよりも、「今日、自分はこう感じてるんだな」と寄り添ってみると、心が少し落ち着くかもしれません。
もしも気持ちが重たい日が続くなら、カウンセリングや専門家のサポートを受けることもおススメです。
③ 身体の不調系
「体がつらいのに眠れない」という状況はありませんか?睡眠時無呼吸症候群やむずむず脚症候群、慢性的な痛みや消化器の不調、更年期など、体の状態の悪さが眠りを妨げているケースがあります。
また、ホルモンバランスの乱れや服用している薬の影響が関係していることも。
もし「原因がわからないけど眠れない」「何をしても眠れない」という夜が続くなら、一度身体の調子全体から見直してみるのが良いでしょう。
専門医に相談することで、意外な原因を見つけることができたり、根本的な改善につながる場合もあります。
④ 寝室・睡眠時の環境系
実は眠りにとって「環境」はかなり重要です。自分の身体やメンタルではなく環境が悪いことで眠れないことも。
部屋の温度や湿度、外の音、光、寝具のフィット感などの小さな違和感が積み重なることで、知らず知らずのうちに眠りを浅くしていることがあります。
たとえば、「枕が合わない」「光がまぶしい」「夜に音がして気になる」など、考えてみるまで気づかなかったような要因が、睡眠の質に大きく関係しているかもしれません。
快眠のための環境づくりは、ちょっとした見直しでできることが多いので、「まず一つだけ変えてみる」くらいの気持ちで始めてみましょう。
⑤ その他
「夜しか自分の時間がない」「SNSを見てたら気づけば深夜…」「明日やればいいやと思って夜更かし」これってあるあるです。
ついついやってしまう行動や、ライフスタイルの影響が、気づけば崩せないほど強固な習慣になっていることもあります。
時差ぼけや交代勤務、気圧や季節の変わり目、妊娠・更年期などの体調変化、あるいは受験や将来への不安など、一言では言い表せない“複雑な事情”が絡むことも。
体調の変化や環境以外の様々な要因が関わって睡眠の問題につながることはかなり多く見られます。
まとめ
睡眠に影響を与える要因は、生活習慣や心理状態、体調、環境、ライフイベントなど、非常に多岐にわたります。
複数の要因が同時に関係していることもあり、「これさえ解決すれば眠れる」という単純な話ではないことが多いのが現実です。
とはいえ、まずは自分にとって思い当たる項目に気づいて、「自分はどこから改善すべきか?」を見つけて実践していくことが、睡眠の質を上げる第一歩になります。
もしチェックが多くついたカテゴリがあれば、そこを重点的に見直してみるのもおススメです。
生活習慣を整えるのか、環境を変えるのか、あるいは体調やメンタルに向き合うのかなど、状況に応じて対処法は変わりますが、最初の「気づき」が大切です。
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