ヨガマットの素材は何がいい?天然素材と合成素材の違いを比較

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ヨガマットを選ぶとき、色やデザインに目が行きがちです。もちろん、ヨガマットを選ぶ際に「色」「デザイン」「サイズ」はモチベーションにもつながる大事な要素です。
しかし、実は「素材」もとても重要なポイントなことを知っていましたか?

ヨガマットは、素材によって、滑りにくさ、耐久性、価格帯など様々な要素が大きく変わります。自分の好みや理想に合った素材を知ることで、ヨガマット選びをさらに楽しくすることができます。
この記事ではヨガマットによく使われる素材の違いを解説します。

ヨガマットの素材にはどんな種類がある?

ヨガマットにはさまざまな素材の商品がありますが、大きく分けると「合成素材」と「天然素材」に分類できます。

合成素材とは、化学的に作られた人工的な素材で、よく知られるものはポリエステルやナイロンなどです。一方、天然素材は自然に存在する素材で、天然ゴムやウール、コットンなどがよく知られます。
合成素材と天然素材、それぞれにメリット・デメリットがあり、用途や重視するポイントによって選び方が変わります。

また、合成素材と天然素材それぞれの中でも各素材には個性があります。違いと特徴を抑えてヨガマット選びの参考にしてください。

合成素材と天然素材の違いは?

合成素材と天然素材の違いは、ざっくり言うと、コスパ重視なら合成素材、使い心地や環境配慮を重視するなら天然素材が向いています

合成素材天然素材
耐久性高い(特にPVC)やや劣るものも
環境負荷高め低い(エコフレンドリー)
価格帯安価なものが多い高価になりがち
使い心地軽量・柔らかいグリップ力が高い
(特に天然ゴム)

主なヨガマットの素材の特徴

合成素材

PVC(ポリ塩化ビニール)

PVC(ポリ塩化ビニール)は、耐薬品性、難燃性、耐久性に優れた素材で、比較的安価に入手できます。

安価でメンテナンスもしやすいことから、初めてヨガマットを購入する人にも人気です。軽量でクッション性も良好ですが、長期間使用すると劣化や変色することがある点には注意が必要です。

はじめての一枚やコスパ重視の方へおすすめ。

TPE(熱可塑性エラストマー)

TPE(熱可塑性エラストマー)は、プラスチックとゴムの特性を併せ持った素材です。軽量でグリップ力が高く、リサイクルも可能なエコ素材で、ヨガマットのほかに自動車内装・靴底などにも利用されています。

無臭でアレルギーリスクも低いため、アレルギーを持つ方などにもおすすめです。

持ち運びやすさやエコ志向を重視する人に特におすすめ。

NBR(ニトリルゴム)

アクリロニトリルとブタジエンの共重合した合成ゴムで、ヨガマットだと厚みがありクッション性が高い製品によく使われています。

比較的リーズナブルな価格で購入でき、水洗い可能な製品も多いので手入れが簡単なのも魅力です。

厚手のヨガマットを探している方におすすめ。

EVA(エチレン酢酸ビニル樹脂)

ポリエチレンなどと比べて軽く柔らかい素材でありながら、有害物質を含まず環境にやさしい点が特徴です。サンダルやスリッパ、ジョイントマット等でもよく用いられる素材です。

ただし、耐久性は他の素材と比べるとやや劣るため要注意です。

ヨガマットをよく持ち運ぶ方・軽さを重視する人におすすめ。

天然素材

天然ゴム

天然ゴムはゴムの木の樹液から作られる素材です。非常に高いグリップ力とクッション性を持ち、耐久性にも優れています。

エコ素材として土に還る特性もありますが、重さがあり、ゴム特有の匂いが残るため、ゴムアレルギーの方には注意が必要です。

本格的なヨガマットを求める方におすすめ。

コルク

コルクはコルク樫(ブナ科の常緑樹)の樹皮からできた天然素材で、抗菌性・断熱性に優れ、濡れても滑りにくいという特長があります。

自然由来の柔らかな触り心地とナチュラルな風合いを楽しめますし、かすかに木の香りを感じられるものも。

独特のさわり心地が好きな方・リサイクル性の高い素材を好む方におすすめ。

各素材の特徴の一覧表

素材メリットデメリットおすすめな人
PVC安価、軽量、クッション性が良い劣化しやすい、環境負荷が高め初めてのヨガマット、コスパ重視の方
TPE軽量、エコ、無臭、リサイクル可能PVCより価格がやや高め持ち運び重視、エコ志向の方
NBR厚手でクッション性抜群、水洗いできる重さがあり、やや滑りやすいことも厚み重視、手入れ重視の方
EVA非常に軽量、柔らかい、環境にやさしい耐久性がやや低い軽さ重視、持ち運びが多い方
天然ゴムグリップ力最強、クッション性・耐久性高い、エコ重い、匂いあり、アレルギー注意本格派、天然素材志向の方
コルク抗菌性・断熱性◎、濡れても滑りにくい、自然な触感冬場に硬く感じることがあるナチュラルな風合いを好む方

まとめ

ヨガマット選びでは、色やサイズだけでなく、素材にもこだわることが大切です。
それぞれの素材の特徴をつかみ、自分の重視したいポイント(価格、グリップ力など)を明確にし、自分らしい一枚を選びましょう。

自分にぴったりのヨガマットを見つけて、快適なヨガライフを楽しんでください!

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